口臭対策 あなたは大丈夫?気をつけよう

口臭の出来る場所

舌苔とは?

人間をはじめとする生物が生きていくために大切な生理機能として代謝があります。代謝とは古い細胞が死滅し新しい細胞が生まれて組織は再生していく活動のことです。この時死滅した古い組織は剥がれ落ち排気や排泄などで体外に排出されます。

生命維持にとても重要な代謝ですが、この時副産物も生まれます。舌苔(ぜったい)とは口腔内に出来るこの代謝の副産物のことです。舌苔は粘膜から脱落した上皮細胞(上皮とは組織を覆う一番外側の皮膜組織のこと)、細菌、食べ物の残りかす、血球などから出来ています。

この舌苔が舌の奥にたまり嫌気性菌の活動の場となり原因ガス(揮発性硫化化合物)を発生させ、口臭の原因となります。舌苔の構成物質の中でもっとも多く含まれるのが、口腔粘膜から脱落した上皮細胞です。この上皮細胞には細菌が沢山付着しています。

特に口臭患者の多くの方から採取された舌の奥のほうにある舌苔からは多くの嫌気性菌が確認されこれが大量に原因物質ガスを発生させています。従来、歯周病による口臭の原因が歯周ポケットに溜まったプラークに付着した細菌が原因と考えられていましたが、これは病的口臭としての原因であり、口臭として最も割合の多い生理口臭の原因はこの舌苔であるということが解明されてきました。

このことから口臭をなくすには舌苔を清掃して除去することが最も効果的であると言えるでしょう。しかしながら、適切に舌清掃を行わず歯ブラシなどでごしごし舌を磨いてしまうのは却って逆効果なので注意が必要です。