口臭の出来る場所
舌苔が出来るメカニズム
現在では舌苔が出来るメカニズムが解明されていません。しかし、ある程度そのメカニズムは明らかになりつつあります。舌苔は舌の奥のほうに溜まりやすく、ここに蓄積された舌苔から口臭の原因ガスが発生されることが確認されています。
ではなぜ舌苔は舌の奥のほうに溜まり、そこが嫌気性菌の温床になりやすいのでしょうか?これから述べるのは現在考えられているメカニズムです。まず舌には舌乳頭といわれる微細な凹凸組織が存在します。この舌乳頭と舌乳頭の隙間に舌苔は溜まりやすいと考えられています。また人は頻繁に唾液を飲み込みます。
この時唾液は舌背(舌の奥まった部分)を必ず通過します。唾液中には代謝や外部の刺激によって?離した上皮細胞や血球などが含まれます。これらに付着した嫌気性菌が上皮細胞や血球、また食事のときの残りかすなどを分解します。これらの嫌気性菌の分解活動が進むことで上皮細胞の比重が増加し、沈殿しやすくなります。
こうして沈殿しやすくなった唾液中の上皮細胞の成れの果てが飲み込むという行動を通して舌背部分に多く溜まり、更に嫌気性菌の活動により口臭の原因ガスの発生が促進されるというのです。この舌苔を専用の道具を用いて適切に除去することが出来れば口臭の発生はかなり高い確率で抑制できると考えられています。
現在口臭に悩んでいる人あるいは口臭の自覚はないものの、これから先気になると言う人は歯科あるいは口腔外科に相談の上、正しい知識を身につけ予防を心がけましょう。